私の接骨院は、「健康寿命100歳を提供する接骨院」というコンセプトを掲げています。
きっかけは、「体の不調」を自分自身が経験し始めたからです。
そこで、自分自身の経験も踏まえて、健康にかかわる知識と技術を、同じ悩みを抱える患者さんとシェアしたいと思うようになりました。
これから、その「きっかけ」についてお話します。
40代が転機
「今まではちょっと休めば良くなってたのに…」
当院に来られる患者さんに、よくこの言葉を聞きます。
40台に差し掛かったくらいの年代の方に多い印象があります。
その気持ち、すごくよくわかります!
まさに自分がそうだったからです。
自分も、40代に入ってから、今まで自分には無縁だと思っていた「ぎっくり腰」や「四十肩」を経験しました。
「疲れ」も抜けにくくなり、体調を崩す事が増えてきました。
40代前後といえば、職場と家庭、両親や親せき、ご近所づきあいなど、人間関係もどんどん複雑になる上に日々やることに追われ、さらに、年齢による体の変化と重なって、疲労がどんどん抜けにくくなってきます。
私も、30代後半に接骨院を開業したのですが、院の経営の不安もあって、激務をこなしていた上に、子供も小さかったこともあり、忙しい日々を過ごしていました。
体力には自信があったので「何とかなるだろ」と「気合いと根性」で乗り切っていたつもりでしたが、徐々に体調がおかしくなってきました。
まず、「朝起きると体が重すぎて動けない…」から始まって、風邪をひきやすくなり、しかもなかなか治らなかったり、原因不明の高熱の後、腕に全く力が入らなくなったり(1週間ほどでなぜか治りましたが…)、とにかく体調がどんどん悪くなっていきました。
接骨院の経営も安定していないうえに子供も小さく、「このまま、体調を崩したら、今後大変なことになりそうだ…」と危機感が一気に高まりました。
そこから、健康の柱である「運動・栄養、休息」に関する本を読み漁り、自分の体で実践する日々が始まりました。
本質
数百冊は本を読み、実践して、試行錯誤していく中で、徐々に感覚も研ぎ澄まされていき、これは、という本にも何冊か出会いました。
その甲斐もあって、自然と体重が落ちて、体調も良くなり、疲れはたまってもうまくコントロールできるようになりました。
思ったのはやはり、「原理。原則」に基づくものであって、小手先のテクニックではない、という事でした。
いつまでも健康でいたい
日々患者さんと接していて思うんですが、「人生の終盤で体が辛いのはきつそうだな」と感じます。
年齢を重ねれば、あちこち不調が出てくるのは、当たり前ですが、90歳前後でもテニススクールに通ってで充実した日々を送っている人もいれば、70歳前後でも、体がボロボロでとてもつらそうな方もいます。
「健康寿命」を決める要因は、あまりに複雑なので一概にこうすれば、とは言えない部分もありますが、そうは言っても「少しでも元気でいたい」と誰もが思っているはずです。
共有したい
これまで、「健康」にかかわる知識と経験には、多くの時間を投資してきました。
ただ、「健康」にかかわる要因は、あまりに複雑で、唯一の答えはなく、ある専門家とある専門家人の言っていることが真逆だったり(笑)、勉強すればするほど混乱してきます。
しかし、そうはいっても、試行錯誤し自分が学んできたことで、それなりに皆さんのお役に立てるという自負もあります。
自分もまだまだ勉強中の身ですが、今まで学んできたことや、これから学んでいくことを少しずつ発信していきたいと思っています。
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